果物は長く煮詰めると、やわらかくなりすぎて美味しいジャムはできないと一般に言われていますが、確かにブルーベリーでも長く煮詰めたジャムと2回沸騰させるだけ(砂糖を加える前に一回、加えた後でもう一回)のジャムと比べると、煮詰めていないジャムの方が、ブルーベリーそのものの風味も残り、新鮮なブルーベリーの食感も残ります。 ところが煮詰めないと固まらないので、煮詰めるわけですが、無理して固めるよりも、むしろ煮詰めないでゆるいジャムの方がずっと美味しくできます。 どうしても固めたい時はペクチンを入れると長く煮詰めなくてとろみがでます。 ペクチンは果物にもともと入っているものですが、その量は果物によって違うので、入れるペクチンの量も変わってきます。
ペクチンの量はメーカーによっても違いますし、ペクチンの加え方も粉状ペクチンと液状ペクチンとは違いますので、メーカーの調理法と量を参照なさって下さい。液状ペクチンの方が扱いやすいです。
ペクチンについてくるジャムの作り方によると、ブルーベリーの2倍の重さの砂糖を入れるように書いてありますが、これは作ってから、冷蔵庫で長期保存してもカビがこない量です。ここではブルーベリーに対して半分の重さのお砂糖を使っていますが、冷蔵庫でも永く保存がきかない量ですので、早めに召し上がってしまうか、冷凍してください。
ホ ームメードのジャムに慣れると市販のジャムには戻れないくらい美味しいものです。庭で生る果物をジャムにしたり、シロップ漬けにする時は、量が多いので保存が効くように瓶詰めの方法で長期保存します。瓶詰めの方法は専用の瓶や蓋が必要になり、ちょっと初めての方には面倒ですが、庭に果物の木がある方には是非お勧めします。瓶も蓋も一度買うと毎年使えますし、蓋だけ買う事も出来ます。 |